試験前や提出物の締め切り前などの仕事に追われて、いよいよ時間との勝負になってきた‥
眠気と戦わなければならない時‥ そんな経験あるかと思います!
カラダに無理をかけるようなことは避けたいものですが、残された時間次第ではカフェインに頼ったってことありますよね。
眠気覚ましに、コーヒーやエナジードリンクの力を借りたことがある人は多いのではないでしょうか?
逆に遅い時間にコーヒーや紅茶を飲むと、眠れなくなるって人もいます。だから夕方頃までしか飲まないようにしているそうです。
であれば、カフェインで目が覚める理由、カフェインの効能、などなどしっかり把握し正しく利用したいものです!
カフェインで眠くならないって本当?そもそもなぜカフェインで目が覚める?
私達の脳内には、起きている状態を作り出している物質がいくつかあります。
「ヒスタミン」「オレキシン」「セロトニン」「ノルアドレナリン」などがそうです。
人間は眠ることで疲れた状態から回復していきます。疲労が溜まるとエネルギー源として利用する「アデノシン」という物質が脳内で蓄積します。
アデノシンはヒスタミンの放出を抑制します。つまり疲れたら眠くなるっていうこと。
そこでカフェインです。カフェインはアデノシンの働きを妨害します。するとヒスタミンは抑制されずに、起きている状態が維持されるわけです。
これがカフェインを体内に取り入れると、眠くならない理由が分かりました。
カフェインとは何物?
カフェインは、プリン骨格を持つアルカロイドの一種になります。アルカロイドとは、植物由来の窒素を含む塩基(アルカリ)性の物質です。味は苦いです。
自由に動けない植物には、このアルカロイドが含まれています。苦味を持つアルカロイドがあるおかげで、虫とか動物に食べられないようにするのです。
人間もアルカロイドを毒や薬として利用してきました。鎮痛剤のモルヒネや、マラリアの薬であるキニーネとか、古くから医薬品の多くを担ってきたのがアルカロイドです。
カフェインもアルカロイドの一種で、中枢神経を興奮させる作用を持っています。
つまり、目が覚めるってことですね!
カフェインが含まれるコーヒーやエナジードリンクは?
カフェインはコーラ、エナジードリンク、栄養ドリンク類、そして市販の眠気防止薬に配合されています。眠気防止に用いられています。
食品名 | カフェイン濃度 | 備考 |
コーヒー | 60mg/100ml | 浸出方法 コーヒー扮末10g/熱湯150ml |
インスタントコーヒー | 57mg/100ml | 浸出方法 インスタントコーヒー2g/熱湯140ml |
玉露 | 160㎎/100ml | 浸出方法 茶葉10g/60℃の湯60ml、2.5分 |
紅茶 | 30mg/100ml | 浸出方法 茶5g/熱湯360ml、1.5~4分 |
せん茶 | 20mg/100ml | 浸出方法 茶10g/90 °C 430ml、1分 |
ウーロン茶 | 20mg/100ml | 浸出方法 茶15g/90℃の湯650ml、0.5分 |
エナジードリンク類 | 32~300mg/100ml (製品1本あたり、36~150mg) | 製品によってカフェイン濃度・内容量が異なる |
カフェインの飲み過ぎに注意!1日の適量はどのくらい?
カフェインの許容できる一日あたりの摂取量ですが、個人差が大きいため公式には設定されでいません。
よってカフェインを適量に摂れば眠気を覚ます効果が期待できます。
ですが摂り過ぎると眠れなくなるし、他にもドキドキする、手が震える、イライラする、吐き気がするなどといった良くない反応が出る場合も見られます。
あまりにも過剰な接種で死亡してしまう例もあるので、眠気をなんとか覚まそうとして摂り過ぎないようにしましょう。
政府の食品安全委員会の指標を参考にすると、健康な成人だと400mg/日が上限のようです。つまりマグカップ3杯程度のコーヒーですね。
再度言いますが、個人差が大きいので摂取して不愉快な症状が出ない量なら大丈夫です。
ただし妊婦さんが過剰摂取すると、低体重児の出生や流産の可能性が増加するという報告もありますので、授乳中の方も含め注意が必要です。
まとめ:カフェインは眠くならない?コーヒーやエナジードリンク飲み過ぎに注意!
以上、カフェインは眠くならない?コーヒーやエナジードリンク飲み過ぎに注意!についてでした。
カフェインは覚醒効果があってもその効果は、人の体質や普段のコーヒーを飲む頻度によって変わってきます。
もちろん少量で効く人もいれば、効きにくい体質の人だっているでしょう。
カフェインが効きやすい人は時間を誤って、本当に眠らなければならない時間に眠れなくなる‥ってことにならないように気をつけないといけませんね!
コメント